【中国のアプリ紹介】あと3km…に入り込んだMobikeは町の景色を変えていた。
「今、大都市ではみんなが自転車に乗っている。」
そう聞いたのは半年前。
若干の出遅れ感じながら実際に中国に行ってみると、本当にみんなが自転車に乗っていました。
その正体は摩拜单车(Mobike)、ofoを始めとする、レンタルシェアバイク。
町中に同じような自転車が溢れ、老若男女問わずこのシェアバイクに乗って移動していました。
これは乗らずにはいられない!!
シェアNo.1のMobikeのアプリをダウンロードし、さっそく登録。
このMobikeにはデポジット299元(≒5000円)が必要です。高い。
ただ、解約したらすぐに返ってきます。
ちなみに競合他社のofoは99元(≒1650円)なので、比べるとかなりお安いです。
そして、本人確認をします。
外国人であれば、パスポートの写真と、パスポートを持つ自分の写真を送って本人確認が済むと使えるようになります。
「あなたの情報はすでに提出されてます。申請中です。しばらくお待ちください。」
だそうです。
だいたい1時間後には申請が通り、使えるようになりました。
これでやっと乗れるようになりました!
まずは空いている自転車を探さなければなりません。
アプリを開くとこのように、空いている自転車がどこに置いてあるかが分かるようになっています。
たいていは
・駅前
・住宅街付近
・ショッピングモールなど大きい建物の前
に固まっておいてあります。
ちなみに1枚目の写真は上海の天潼路駅の前です。
乗りたい自転車があれば、予約をすることができます。予約の保持時間は15分です。
(予約をしてなくても、その自転車が予約されたものでなければすぐに乗れます)
予約した自転車がどれか分かるように、自転車が音を鳴らして「僕はここにいるよ!」と知らせてくれます。
本来上海市が定めた白い枠線の中に置かないといけないらしいのですが、実際には結構その辺に転がってます。笑
でも、もし定められている場所以外に駐車した場合、もともと100ある自分の信用ポイントというものが減ってしまいます。
もしこのポイントが0になった場合、そのアカウントは凍結されてしまいます。
乗れる自転車が見つかったら、自転車のハンドルの間かサドルの下あたりにあるQRコードを読み取ります。
そうするとピピ!と壮大な音が鳴り、自動的にカギが外れ乗れるようになります!
実際に走ってみると、とにかく快適!
おしゃれなカフェを見つけたり、景色がいい橋を見つけたりなど
これまで歩きだったら通らなかったような裏道まで行くことができるようになり、新しい上海を発見することができました。
Mobikeはデポジットが高いからか、乗り心地が最高にいい。
そして、どうやらこのタイヤはパンクしないタイヤなんだそう。
返却するときはただカギをしめるだけ。
同じくピピ!という音が鳴ったら返却できたサイン。アプリに自動的に反映されます。
ただ、いくつか個人的な不満点が…
場所によってはこんな感じで、バイクや原チャリとともに道路を走らないといけないんですよね。
これが結構怖い。
中国のバイク、原チャリは信号を無視するので、逆に信号で下手に止まると後ろから追突されそうになります。
あとは、サドルの調節ができないんですTT
私は極端に身長が低いので、厚底のサンダルを履かないとまともにこげませんでした。
新型の自転車は高さ調節ができるらしいのですが、まだ旧式ばかりが出回っており、新型は1週間で1度しか見ることができませんでした。
そして、実はこのレンタルシェアバイク、いくつかの問題を抱えています。
こんな感じで、適当に扱われている自転車を何度も目にしました。
中にはいたずらで川に捨てられたり、 なんとQRコードを書き換えられ、気づかずにスキャンしたことで詐欺にあった、という事件もあるようです。
誰でも使えるものなので、その辺のモラルは個人に任せるという形になってしまうんですね。
あとは、適当に駐車されることで交通の妨げになったり、町の景観が損なわれてたり、ということもあるようです。
ちなみに、Mobikeのお値段は30分0.5元(≒13円)です。
・タクシーに乗るまでじゃないけど、若干遠い!
・あと3kmなんだけど!歩いたら微妙に遠い!
この隙間ニーズを満たしたのがレンタルシェアバイクです。
いくつかの問題の抱えつつも、やっぱり便利!
レンタルシェアバイクはすでに大都市の市民の生活方式を変えています。
私自身ももうレンタルシェアバイクのとりこになってしまいました(笑)
まだまだ可能性のあるレンタルシェアバイク。これからどんな発展があるのかとても楽しみです。
~まとめ~
・Mobike、ofoを始めとするレンタルシェアバイクはとにかく便利
・Mobikeの値段はデポジット約5000円+30分13円
・便利だけど、いろいろ問題も抱えている
・今後の発展がとっても楽しみ
p.s.
映画とコラボして、ofoからこんなかわいらしい自転車も登場しています。
ミニオン(中国語で小黄人)ですね。
以上!それでは。